6月 22 2012

国民の生活は

Category: 国民所得倍増計画が残したものadmin @ 6:42 AM

では、本当に、国民の所得は倍増したのでしょうか。

労働者のベースアップは、毎年8~10%くらいで、10年後の、昭和46年(1971)の、労働者の賃金は、1.6倍(企業は4.5倍)、国民一人当たりの総支出は、2.3倍です。もちろん物価も上がっています。

労働者が、安心して、自分の仕事に従事出来るには、安定した雇用関係が必要です。まず、終身雇用です。労働者の権利を守る、労働組合は、欧米のような、職能別組合ではなく、労働者が雇用されている、企業単位で組織された。企業内組合で、労使強調のため、大きな力となりました。また、生産の増大、品質のさらなる改良にも、つながりました。

労働者に、安定した収入を、もたらせた結果、月賦(ローン)を組むことによって、高価な、耐久消費財、三種の神器と言われた、テレビ、洗濯機、電気冷蔵庫も、購入するこが、可能になり、国内消費も、増加し、企業の収益に貢献しました。後には、自動車や住宅も加わって来ました。

また、過密になった、都市部の工業地帯から、企業は、その活動に悪い影響が出なければ、安い土地と、安い労働力を求めて、農村部に移転しました。これを迎える、農村部では、出稼ぎに行かなくても、収入が得られること、立地した自治体では、この企業が、支払う固定資産税の、税率は高いので、歓迎しました。これが、この計画の目標の一つ、後進地域の経済的な開発です。内陸工業団地が、各地にできました。この企業が労働者に支払う、賃金もいつしか、都市部と同じになって、格差が解消しました。


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