8月 11 2012

後に残って困っていること

Category: 国民所得倍増計画が残したものadmin @ 3:39 AM

国民所得倍増計画の後遺症で、この先、国民に大きな負担がのしかかって来るのが、赤字国債です。これは国が、借金のための借金をしているのです。不景気で税収の伸びが悪いため、止むを得ずと国はいっていますが、その借入の残高は年々増え続けてきて、その総額は、昨年の6月末で、943兆8,096円です。この金額が、日本の今の国の力と比べて、まだ大丈夫なのか、否かは解りませんが、国債を買っている、民間の金融股間は、警戒を強めています。国鉄の二の舞や、ギリシャみたいになって、欲しくないですから。

この赤字国債の発行は財政法で、原則として禁じられています。この原則を破るために、一年有効となる、特別法を制定すれば、発行は可能になるのです。これを、戦後最初に、利用して、赤字国債を発行したのが、池田首相が、昭和39年(1964)11月に病気のため引退し、次の内閣を組織した佐藤内閣で、計画実施4年後の、昭和40年(1965)でした。その次に赤字国債が発行されたのは、10年たってからの、昭和50年(1975)でした。その後は、毎年発行されたり、中断されたりしていましたが、平成6年(1994)年からは、中断されることなく、毎年発行され続けていて、その総額がだんだん増えていっているのです。

もう一つ困った問題は、国民所得倍増計画、実施のために、必要な労働力を、農山村の求めたために、農山村の住民が、都会へ移動し、それがずっと、続いていて、人口が減少するばかりなので、コミュニティとして、機能しなくなってしまった、ところが、沢山出て来てしまいました。

公害も、発生しました。最初は、その原因さえも解らず、深刻な被害を出しました。これは、医学の進歩と、法律が整備され、環境問題の関心も高まり、その発生を未然に防止する、方法も決まっているので、当時のような、深刻な被害が発生する、心配は、ありません。

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